使い方
.exe・.dll・.sys を枠にドロップするか、「ファイルを選択」で開きます(200 MB まで)。
「概要」で種類(EXE・DLL・SYS)、プロセッサー、形式(PE32 または PE32+)、ビルド日時を確認します。
「注意」に出た ASLR・DEP の無効、書き込みと実行の両方ができるセクション、エントロピーが高いセクションを確かめます。
「インポート」で読み込む DLL と関数、「エクスポート」で公開している関数名を見ます。「バージョン情報」には製品名・会社名などが入ります。
試すだけなら「サンプルで試す」を押すと、ツールの中で組み立てた小さな PE を表示します。
できること
実行せずに読む
ファイルは実行せず、DOS ヘッダー・PE シグネチャ・COFF・オプショナルヘッダー・セクション表・インポート・エクスポート・リソース(バージョン情報)を、必要な部分だけ読んで表示します。
範囲を検査してから読む
オフセット・RVA・長さは読む前に、ファイルの範囲内かを検査します。壊れた位置は「読めなかった部分」として示し、残りの表示は続けます。
セキュリティ設定を一覧
DllCharacteristics から ASLR(DYNAMIC_BASE)・DEP(NX_COMPAT)・CFG(GUARD_CF)・高エントロピー ASLR の有無を表示します。書き込みと実行が両方できるセクションも示します。
エントロピーで圧縮・難読化の目安
各セクションのシャノンエントロピー(0〜8)を表示します。7.2 以上は「圧縮・暗号化・難読化の可能性」と注意しますが、断定はしません。計算は各セクションの先頭 16 MB までです。
インポート・エクスポート・バージョン情報
インポートは DLL ごとに関数名を表示し(1 万件まで)、エクスポートは公開名を表示します。バージョン情報は製品名・ファイルバージョン・会社名・説明などを読みます。
こんなときに
- ダウンロードした exe が 32 ビットか 64 ビットか、どの Windows 向けかを確かめたい
- DLL が何を読み込み、何を公開しているか(関数名)を実行せずに知りたい
- 社内ツールの実行ファイルのビルド日時や会社名、バージョンを確認したい
- 古い実行ファイルが ASLR や DEP を使っているかを調べたい
- セクションのエントロピーから、圧縮や難読化されていそうな部分を見つけたい
対応形式
入力
表示
対応状況
| 機能 | 対応 | 補足 |
|---|---|---|
| DOS・PE・COFF・オプショナルヘッダーの読み取り | 対応 | — |
| PE32・PE32+(32 ビット・64 ビット) | 対応 | — |
| セクションの権限とエントロピー | 対応 | エントロピーは各セクションの先頭 16 MB まで |
| インポート・エクスポート(関数名) | 一部対応 | インポートは 1 万件まで。遅延読み込み(delay import)は表示しません |
| バージョン情報(VS_VERSION_INFO) | 対応 | 固定値と StringFileInfo の主要な項目 |
| デジタル署名の検証(証明書・改ざん) | 非対応 | 署名データの有無と大きさだけを表示します |
| ウイルス・マルウェアの判定 | 非対応 | 注意点は構造からの目安で、判定ではありません |
| ファイルの実行・動的な解析 | 非対応 | 実行しません |
| .NET のメタデータ(型・メソッド)の解析 | 非対応 | CLR ヘッダーの有無だけを表示します |
| リソース(アイコン・文字列など)の表示 | 非対応 | バージョン情報以外は読みません |
| オフラインでの利用 | 対応 | 一度開いたあとは通信なしで動作 |
制限・注意事項
- ファイルは 200 MB まで。それを超えるとファイルを読まずに止めます。
- インポートは 1 万件まで、関数名・DLL 名は 256 文字まで表示します。
- セクションは 96 個まで読みます。
- エントロピーは各セクションの先頭 16 MB を対象にし、全セクションの合計で 64 MB まで計算します(それ以降は計算しません)。
- 画面の表示のため、長い一覧は省略することがあります。
プライバシーと安全性
ファイルはブラウザの中だけで読みます。実行はせず、サーバーへの送信や保存は行いません。署名や証明書の情報も外へは出ません。
よくある質問
exe の情報を実行せずに確認できますか?
DLL が何を読み込み、何を公開しているか分かりますか?
ASLR と DEP が無いと、どんな問題がありますか?
デジタル署名が正しいか確認できますか?
このツールでウイルスかどうか判定できますか?
関連ツール
ファイル診断(Universal File Inspector)
どんなファイルでもドロップするだけで、中身から本当の形式を判定し、構造・メタデータ・危険な点と、そのファイルに使えるツールを表示します。開く前の確認や、送る前の個人情報チェックに使えます。
ファイルハッシュ・整合性確認
ファイルをドロップするだけで SHA-256 などのハッシュ値を計算し、配布元に書かれた値を貼れば「一致/不一致」をすぐ表示します。数 GB の ISO も端末の中で分割して読み込むため、アップロードは一切ありません。
Binary Data Studio(バイナリビューア・16進ダンプ)
ファイルをドロップすると、オフセット・16 進・文字欄の 16 進ダンプで開きます。巨大なファイルも見えている範囲だけを読むので固まらず、データは端末の外へ送りません。検索・値の解釈・比較・書き出しまで 1 画面でできます。
3D モデル ビューア
3D ソフトがなくても、STL・GLB・OBJ などの 3D モデルをブラウザで開いて、回して見ることができます。寸法や体積を確かめ、今の表示を PNG に、形式を GLB・STL・OBJ に変換できます。ファイルは端末の外へ送りません。
GeoJSON Studio
GeoJSON・TopoJSON・KML・GPX・CSV・WKT を読み込み、座標を簡易地図に描いて確認します。RFC 7946 に照らした検証、形式の変換、球面近似での面積と長さの計算ができます。ファイルは外部に送信されません。
座標系・座標変換
緯度経度(10 進度・度分秒・度分)、旧日本測地系、平面直角座標、UTM、Web メルカトル、地域メッシュコード、geohash を相互に変換します。CSV・Excel の列をまとめて変換して保存でき、2 点間の距離と方位角も計算できます。
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