パスワード生成・強度チェック(Password Studio)

開いた瞬間に 20 文字の強いパスワードを生成済み。記号の種類や除外する文字を細かく指定でき、覚えやすいパスフレーズにも切り替えられます。手持ちのパスワードの弱点チェックも、送信せずにこの端末の中だけで行います。

端末内で処理・アップロードなし

ファイルや入力内容はお使いの端末(ブラウザ)の中だけで処理され、サーバーへは送信されません。

生成したパスワード 
強度:非常に強いエントロピー 130.9 ビット
設定
20

使う文字の種類

サービス側で使えない記号などを入力すると、生成に使いません。

1〜1,000 件

画面に表示したパスワードを自動で消します(クリップボードの中身は OS の管理のため消えません)。

総当たりで破られるまでの平均時間(推定)
オンライン(回数制限あり)ログイン画面に 1 時間あたり 100 回宇宙の年齢より長い
オンライン(制限なし)毎秒 10 回宇宙の年齢より長い
オフライン(低速ハッシュ)bcrypt などで毎秒 1 万回宇宙の年齢より長い
オフライン(高速ハッシュ)GPU で MD5・SHA-1 を毎秒 100 億回(10^10)宇宙の年齢より長い

攻撃者が生成ルール(文字の種類・長さ・単語リスト)を知っている前提で、探索空間の半分を試すまでの時間です。実際の速度はハッシュ方式や攻撃者の設備で大きく変わります。

使い方

  1. 「パスワード生成」を開くと、20 文字のパスワードがすでに生成されています。「コピー」でそのまま使えます。

  2. 文字数をスライダーで調整し、大文字・小文字・数字・記号の使用を切り替えます。サイトで使えない記号は「使う記号」から消すか、「除外する文字」に入力します。

  3. 覚えやすさを重視する場合は「パスフレーズ生成」で、単語数・区切り文字・大文字の付け方を選びます。

  4. 強度メーターと「破られるまでの平均時間」の表で、設定の強さを確認します。複数必要なときは「生成数」を増やし、.txt で保存します。

  5. 今使っているパスワードを調べたいときは「強度チェック」に入力します。判定はこの端末の中だけで行われます。

できること

細かな文字の指定

4〜128 文字の長さ、大文字・小文字・数字・記号の組み合わせに加え、使う記号そのものを 1 文字単位で編集できます。0 と O、1 と l のような紛らわしい文字の除外、各種類を必ず含める、同じ文字を連続させない、といった条件にも対応します。

偏りのない暗号論的乱数

乱数はすべて crypto.getRandomValues から取り、棄却法で剰余による偏りをなくしています。「必ず含める」などの条件も、条件を満たす候補全体から均等に選ぶ方式で実現しているため、強度の計算と実際の生成方法が一致します。

エントロピーを正確に計算

条件付きの組み合わせ数を包除原理で厳密に数え、ビット数として表示します。オンライン攻撃(回数制限あり・なし)・bcrypt・GPU による高速ハッシュ攻撃の 4 つの想定で、破られるまでの平均時間を前提条件とともに示します。

EFF 単語リストのパスフレーズ

電子フロンティア財団(EFF)の 7,776 語のリストから単語を選び、1 語あたり約 12.9 ビットの強度を持つパスフレーズを作ります。区切り文字や大文字の付け方、数字・記号の追加も選べます。

弱点を指摘する強度チェック

約 1 万件のよく使われるパスワード、英単語、日本でよく使われるローマ字、キーボードの並び(qwerty・1qaz)、連続(abc・123)、繰り返し、日付を検出し、P@ssw0rd のような置き換えも見破ったうえで強度を推定します。

表示と後始末にも配慮

生成したパスワードは伏せ字表示に切り替えられ、コピーの 60 秒後に画面から自動で消す設定も選べます。入力内容は保存・送信・アクセス解析のいずれにも使いません。

こんなときに

  • 新しく登録するサービス用に、使える記号が限られた条件で強いパスワードを作りたい
  • パソコンのログインや Wi-Fi など、手入力するために覚えやすいパスフレーズを作りたい
  • 社員用の初期パスワードを、紛らわしい文字を除いてまとめて発行したい
  • 今使っているパスワードがどれくらい破られにくいか、送信せずに確かめたい
  • 社内のパスワードポリシー(文字数・文字種)が実際にどれだけの強度になるか説明したい

対応形式

生成

パスワード(4〜128 文字)パスフレーズ(3〜20 語)一括生成(最大 1,000 件・.txt 保存)

強度チェックで検出するもの

よく使われるパスワード(約 1 万件)英単語・日本語のローマ字キーボード配列連続・繰り返し日付・年記号への置き換え(l33t)

対応状況

機能対応補足
ランダムなパスワードの生成(条件指定つき)対応4〜128 文字・記号の個別指定
パスフレーズの生成対応EFF Large Wordlist(英単語)
エントロピーと解読時間の推定対応4 つの攻撃想定を表示
入力したパスワードの強度チェック一部対応既知パターンに基づく推定。攻撃者の辞書をすべて再現するものではありません
日本語の単語によるパスフレーズ非対応入力のしやすさを優先し、英単語リストのみ
漏えいデータとの照合(Have I Been Pwned 等)非対応外部との通信が必要なため非対応
パスワードの保存・同期非対応保存は専用のパスワードマネージャーをお使いください
オフラインでの利用対応一度開いたあとは通信なしで動作

制限・注意事項

  • パスワードは 4〜128 文字、パスフレーズは 3〜20 語、一括生成は最大 1,000 件です。
  • 記号として使えるのは半角の記号 32 種類(ASCII)です。全角文字や絵文字はパスワードに含められません。
  • 強度チェックは先頭 128 文字までを判定します。
  • 解読時間は「平均」の目安です。攻撃者の設備やサービス側の保存方式によって大きく変わります。
  • コピーした内容はクリップボードに残ります。共有のパソコンでは、使用後に別の文字をコピーするなどして上書きしてください。

プライバシーと安全性

生成したパスワードと、強度チェックに入力したパスワードは、ブラウザの中だけで扱います。サーバーへの送信、ブラウザへの保存(localStorage 等)、アクセス解析への記録は一切行いません。ページを閉じるか「画面から消去」を押すと表示も消えます。

よくある質問

安全なパスワードは何文字にすればよいですか?
ランダムに生成するなら 16 文字以上(英大小文字・数字・記号を使うと約 100 ビット)を目安にしてください。長さは強度に最も効くため、サービスが許すならさらに長くしても構いません。パスワードマネージャーで管理すれば、長くても手間は増えません。
パスフレーズとパスワード、どちらが安全ですか?
強度はエントロピー(ビット数)で比べられます。EFF の単語リストから 6 語選ぶと約 77.5 ビットで、ランダムな 12 文字程度に相当します。覚えて手入力する場合はパスフレーズ、パスワードマネージャーに保存する場合はランダムなパスワードが向いています。
強度チェックに入力したパスワードは送信されませんか?
送信されません。判定に使う辞書もページと一緒に読み込んだものを使い、すべてお使いのブラウザの中で計算します。入力欄の内容は保存せず、アクセス解析にも含めません。
P@ssw0rd のように記号に置き換えると強くなりますか?
ほとんど強くなりません。a→@、o→0 のような置き換えは攻撃ツールが標準で試すため、元の単語とほぼ同じ速さで見つかります。本ツールの強度チェックもこの置き換えを見破って評価します。
パスワードが漏えいしていないか確認できますか?
本ツールでは行いません。漏えいデータとの照合には外部サービスへの通信が必要になるため、端末内で完結する本ツールの方針から対象外としています。

最終更新: